Pentax Fan

ペンタックスカメラ、レンズのファンサイトです。撮影、編集テクニックも紹介しています。

BORGでマニュアルフォーカスする時の「ピントの追い込み」について

   

最近鳥撮りをする時半々の割合でマニュアルフォーカスで回っています。AFを使わない方式です。わたしもカメラや鳥の世界に入った時は「AFを使わないなんて怖くてできない」人だったのですが、BORGは直焦点だと恐ろしいほど解像するレンズで、それに病みつきになるとAFの利便性を犠牲にしてでもMFで撮りたくなります。

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今日鳥撮りのフィールドを回っていて、MF時のピント追い込みについていろいろ考えていたので記事にしてみました。まだMFを試したことがなければ参考になると幸いです。

MFで回る時は三脚がほぼ必須だと思っています。手持ちでも行けますが、「ピントの追い込み」の「楽しさ」を本当の意味で味わえないと思うからです。そもそも400mmレンズともなると、手持ちでちょっと手が動いただけでピントは大幅にずれます。被写体までの距離にもよりますが、ピントの合う範囲が前後数mmとかいう世界ですからね。

なのでMFで回る時のわたしの撮影スタイルは三脚を使いながら、
・被写体を真ん中にとらえ、AFボタンを押しながら(もちろんAFは効きません。フォーカスアシストを使うためです)、ピンが合ったことを知らせる合焦音が聞こえたら、まず数枚撮ります。これは保険です。
・被写体がじっとしているようだと、ここから数mmずつ前後にヘリコイドを回し、ピントの追い込みをします。

K-3のファインダーは段違いに明るくなったので、10-15mぐらい離れた被写体でも毛の一本一本が見えます。フォーカスアシストによるピントが合っている(はずの)位置から、さらに微妙に前後にヘリコイドを回して本当の「ジャスピン」を狙う。

これがK-3とBORGだと実に楽しいんです。

では実例です。ジョウビタキのオスを取り上げてみます。2例アップしていますが、すべてシャープネス処理はしていません。

まず、その「フォーカスアシストが『合焦した』と教えてくれた」ピント位置での写真です。ノートリだとまぁ見れる写真ですね。
_IMG7622

でもこれをピクセル等倍にしてみると全然ピントが甘いことが分かります。なので「保険」的に撮影しておくわけです。カメラ構えた瞬間に鳥が飛んで行くことはしょっちゅうですからね。
_IMG7622 (1)

この時ジョウビタキはじっとしてくれていたので、ここからピントの追い込みに入ります。フォーカスアシストでも「合ってるな」とファインダー覗きながら感じるのですが、さらに前後にヘリコイドを回すとそれ以上に「シャキッ!」としてくるのが、K-3のファインダーだとはっきりします。

これは追い込んだ写真です。ノートリだと上の写真とほとんど違いは分からないですね。
_IMG7623 (1)

でも同じくピクセル等倍にすると差は歴然です。
_IMG7623

普通デジカメ写真はピクセル等倍まで拡大なんてしません。でもBORGとK-3だと等倍にしても見られる写真になっています。これをそのままブログにアップすることは滅多にありませんが、たくさん撮った写真の中でどれをアップしようかと選択する時、写真編集ソフトのルーペ機能で100%拡大(ピクセル等倍)にして、ちゃんと解像しているか確認して、編集に入ります。

もう一つ例を。これもジョウビタキですが、さっきとは違う場所、個体です。これもノートリだと特に問題ない写真だと思います。
_IMG7844 (1)

ピクセル等倍にするとこんな感じです。普通のデジカメ、ヘタすると一眼レフとレンズメーカーのレンズでも等倍でこれぐらい写っていれば及第点が出るかもしれません。でもBORGユーザーはこんな写りでは満足しないんです。
_IMG7844

ピントを追い込んだ写真がこれです。たまたま木の実を咥えたカットになってしまいましたが、これもノートリだと「まぁあえて言うならこっちの方がすっきりしてるかな」ぐらいだと思います。
_IMG7847 (1)

でも等倍にするとここまで写ってるんです。これ、「等倍です」と言わずに、そのまま図鑑に載っていても不思議じゃないぐらいの写真だと思うのですが・・・。
_IMG7847

鳥撮りはトリミングをよくします。その時どれだけ細部が写り込んでいるかが「トリミング耐性」に直結します。BORGの解像度に疑いの余地はないため、被写体がその場にいてくれる間はこの「ピントの追い込み」が写真を撮る楽しみの一つとして加わります。これはAFにはない楽しさです。

またさきほどもも書きましたが、わたしは写真編集、選択時にルーペで等倍拡大してチェックしています。この時等倍できちっとジャスピンしている写真は、写真そのものからパワーが出ているほどの切れ味を感じます。

 - K-3, 撮影テクニック

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